こんにちは、芹澤です。
今回と次回で、「やるしかないと割り切ること」について書きます。
2週にわたって、少しテーマを分けます。
今回は、経営者としての自分に課している覚悟の話です。
次回は、それをもう少し広げて、「あらゆることは決めの問題」という話をする予定です。
先に断っておくと、今回書くのは、あくまで私が自分自身に課しているルールです。
誰かに同じ生き方を強いるつもりはありません。
その前提で読んでいただけると幸いです。
Contents
辞める・休むという選択肢を、持たない
まず、私が経営者として決めていることがあります。
「辞める」「休職する」という選択肢を、自分の中に持たない。
当たり前かもしれませんが、これも決めの問題だと思います。。
理由はシンプルで、経営者が辞めたり休んだりすると、会社が止まるからです。
社員の生活も、お客様との約束も、すべて自分の肩にかかっています。
社員の生活を背負う責任は、想像以上に重いものです。
常日頃意識する必要はないかもしれませんが、まぎれもない事実ということは理解しておく必要があります。
だからこそ、「辛くなったら辞めればいい」「しんどければ休めばいい」という逃げ道を、あらかじめ自分の中から消しています。
逃げ道があると、人はどこかで甘えます。
第30回で「自分のために頑張るには限界がある」と書きましたが、選択肢を残しておくと、しんどいときにそこに逃げ込んでしまう。
だから、最初から選択肢ごと持たない。
これは、自分を追い込むためではなく、腹を決めるための考え方です。
経営者であれば、当たり前かもしれませんが、
会社を継ぐという立場である以上、会社員だったころとの線引きをしています。
凡人だから、時間を投下するしかない
もう一つ、自分について自覚していることがあります。
私は、天才ではありません。
第17回でも書きましたが、自分は凡人だと思っています。
結果を出している人を見ていると、結局のところ、圧倒的な時間を投下しています。
才能だけで軽々と結果を出しているように見える人も、その裏で膨大な時間をかけている。
だとすれば、凡人である私にできることは、一つしかありません。
人より多くの時間を投下すること。
これに尽きます。
近道はありません。
自分の能力が人並みだと分かっているなら、その分、時間で埋めるしかない。
シンプルですが、これが私の戦い方です。
手を動かしていなくても、頭は動かす
とはいえ、一つ問題があります。
私は、睡眠時間を削ってまで働けるほど、丈夫ではありません。
第37回で書いた通り、無理をして体を壊し、入院した経験もあります。
物理的に働ける時間には、限界があります。
そこで意識しているのが、手を動かしていない時間も、頭は動かすということです。
デスクに向かっている時間だけが、仕事ではありません。
移動中も、食事中も、風呂に入っているときも、頭の片隅で常に考える。
「何か、経営にとって良いアイデアはないか」
「あの課題は、どう解決できるか」
四六時中、意識のどこかで会社のことを考えている。
手を止めても、頭を止めない。
この「考えている時間」も含めれば、投下できる時間は大きく増やせます。
体力に自信がない私なりの、時間の投下の仕方です。
それでも、病んではいけない
ここまで「時間を投下する」「逃げ道を持たない」と書いてきましたが、大事な前提があります。
経営者は、病んではいけない。
これも、強く思っていることです。
矛盾するようですが、そうではありません。
辞める・休むという選択肢を持たないからこそ、壊れないように自分を管理する責任があります。
追い込んで壊れてしまえば、それこそ会社が止まります。
逃げ道を持たないと決めた以上、その手前で自分を守らなければならない。
だから、リフレッシュは意識的に取ります。
第37回で書いた通り、一日の中に休む時間を混ぜる。
運動やサウナで頭をリセットする。
この狭間で常に戦っている
きれいに書いてきましたが、本音を書きます。
「もっと頑張らないといけない」と「病んではいけない」。
私は日々、この2つの間で揺れながら戦っています。
時間を投下しなければ、凡人の自分は結果を出せない。
もっとやらなければ、という焦りが常にあります。
しかし、アクセルを踏みすぎれば、体も心も壊れる。
現に一度壊れて、入院までした自分がいます。
だから、ブレーキも踏まなければならない。
この2つは、常に引っ張り合っています。
「今日はもっとやれたんじゃないか」という後ろめたさと、「これ以上やったら壊れる」という危機感。
その狭間で、毎日ちょうどいい塩梅を探っている、というのが正直なところです。
正解は、いまだに分かりません。
おそらく、経営を続ける限り、ずっと探し続けるのだと思います。
「壊れない程度に、全力で」
言葉にするのは簡単ですが、この絶妙なバランスを取り続けることが、逃げ道を持たない経営者にとって、
最も難しく、最も重要な自己管理だと思っています。
結局は、決めの問題
こうして書いてみると、根っこにあるのは一つの考え方だと気づきます。
**「やると決めるかどうか」**です。
辞めない、と決める。
時間を投下する、と決める。
でも壊れない、と決める。
能力や環境の問題に見えることの多くは、実は「決めるかどうか」の問題だったりします。
もちろん、決めれば何でもできるという精神論を語りたいわけではありません。
ただ、腹を決めることで初めてスタートラインに立てることは、確かにあると思っています。
この「決めの問題」については、次回もう少し掘り下げて書きます。
まとめ
今回は、経営者として自分に課している覚悟を書きました。
辞める・休むという選択肢を持たない。
凡人だから、人より時間を投下する。手を動かさなくても頭を動かす。
しかし、病んではいけないから、壊れない程度に自分を管理する。
そして、その根っこにあるのは「やると決めるかどうか」という覚悟です。
繰り返しますが、これはあくまで私が自分に課しているルールです。
同じやり方が万人に合うとは思いません。
ただ、経営者という立場で腹を決めるとは、こういうことなのかなと、今は思っています。
次回は「あらゆることは決めの問題」というテーマで、もう少し広い話をします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
今回のテーマに全く関係ないのですが、この記事はお盆休み中に書いています。
避暑のため、3日間蓼科に行っていました。
本当に東京とまったく気温が違います。
まじで最高でした。
やることは無限にあるのですが、パソコンはあえて家に置いておきました。
しっかりと仕事の雑務から離れ、読書を通し、経営について考えられたと思います。
ちなみに読んだ本はこれです。
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考えたことをしっかりとアウトプットできるように、残された休みは少しだけパソコンをいじる日々を送ろうと思います。