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キャッシュは死ぬほど大事
こんにちは、芹澤です。
今回は「キャッシュ(現金)に対する考え方」について書いてみようと思います。
少し生々しいテーマかもしれません。
ただ、経営者として日々感じていることなので、正直に書きます。
結論から言うと、キャッシュ・現金に対する解像度が、経営者になって激変しました。
死ぬほど大事なキャッシュを考えないと、会社が死ぬ(倒産する)という話です。
会社員時代のお金の感覚
会社員時代、お金に対する意識は低かったと思います。
無駄遣いをするという意味では無く、
自分の給料がどう生まれているのかを本当の意味で考えたことはありませんでした。
ましてや資金繰りなんて考えたことはありませんでした。
毎月決まった日に、決まった額が口座に振り込まれる。
それが当たり前でした。
普通に生活し、余ったお金は投資や貯金に回す。
「お金は大事」と頭では理解していました。
生活防衛資金以外は、株にぶち込むという考えで生活をしていました。
(個人としては、今もこのスタイルは変わっていません。)
収入と支出のバランスを保てばいい。
それくらいの解像度でした。
経営者になって変わったキャッシュへの考え
家業に入り、経営を学び実践するにつれ、お金に対する感覚が根本から変わりました。
利益が出ていても、キャッシュが無ければ、会社は死ぬ。
これが一番の学びでした。
会社は利益を出してなんぼでしょ、と思っていました。
経営者によって、考え方が違うのは100も承知ですが、私は「キャッシュ第一主義」です。
利益よりを手元の現金がいくらあるかをかなり重要視します。
会社が倒産する理由として、よく言われるのが「黒字倒産」です。
PLで利益が出ていても、手元にお金がなければ、支払いができない。
給料が払えない。仕入れができない。
その瞬間に、会社は終わりを迎えます。
PL上、どれだけ売上があっても、どれだけ利益が出ていても、お金が払えなければ終わりです。
年商が何十億あろうが、経営者がどれだけ有名だろうが、終わりです。
「売上至上主義」・PLが良ければ安心」という感覚は、経営者としては危険だと思っています。
お金の余裕は、心の余裕
もう一つ、身に染みて感じていることがあります。
手元にお金がある状態と、ない状態では、経営者の思考の質が変わります。
お金に余裕があるとき、人は中長期で考えられます。
新しい取り組みを試せる。人に投資できる。
じっくり考えてから意思決定できる。
アイデアも自然と生まれやすくなります。
逆に、手元のお金が少なくなってくると、思考が目先に引っ張られます。
「今月の支払いをどうするか」だけを考えるようになる。
みなさまも程度の差はあれど、経験があるはずです。
打てる手が限られ、どんどん選択肢が狭まっていく。
いわゆる「追い込まれた状態」です。
追い込まれれば追い込まれるほど、尻すぼみになる。
判断にギャンブル要素の割合が高くなる。
これが経営の怖さだと思っています。
お金の余裕は、経営者の心の余裕に直結する。
幸いまだ経験はしていません。
しかし、支払いに首が回らなくなれば、確実に起こる事態です。
追い込まれない状況をつくることが、経営をうまくしていくための大きな要因になると確信しています。
だからキャッシュを最優先に考える
こうした実感から、今の私の経営の軸は「キャッシュファースト」です。
PLの利益よりも、手元のキャッシュを常に意識します。
売上や利益の数字が良くても、キャッシュが細ければ安心できません。
逆に、多少利益が薄くても、キャッシュが厚ければ動ける。
「どれだけ手元にお金があるか」を、経営判断の出発点に置くようにしています。
判断基準としては、「固定費の6ヶ月分」です。
最低限、こちらのボーダーは超えるように経営しています。
余談ですが、このボーダーを月商の3ヶ月分と主張する人もいます。
正直、勉強不足だと思います。
業種・業態によって、売上規模や利益率は全く異なります。
私からすると、この基準を主張する人は本質を理解していないと思います。
話を戻します。
固定費の6ヶ月分キャッシュが手元にあれば、
売り上げが0でも、半年間は社員に給料を払い、家賃を払い、会社を継続できます。
この間に経営の改善策を考えることができます。
改善策が打てなければ、会社をたたむ準備もできます。
とにかく心の余裕を持って経営するために、キャッシュを重視しています。
節税はキャッシュを減らす行為だと思っている
少し踏み込んだ話をします。
よく「節税しましょう」という話があります。
税金を減らすために、経費を使う。設備投資をする。
一見、賢い経営に見えます。
しかし私は、節税はキャッシュを減らす行為だと捉えています。
税金を100減らすために、経費を300使う。
たしかに税負担は減ります。
でも、手元のお金は減っている。
本末転倒じゃないかと思うのです。
もちろん、必要な投資や経費は別の話です。
「節税のためだけに」お金を使うことへの違和感、と言った方が正確かもしれません。
税金は、利益が出たから払うものです。
利益が出ていること自体は、本来喜ばしいことのはずです。
節税ありきで考えるのではなく、キャッシュを残すことを優先する。
これが今の私のスタンスです。
まとめ
お金は大事、というのは誰でも知っています。
でも、経営者になってから「どう大事なのか」の解像度が全く変わりました。
PLよりキャッシュ。利益よりも手元のお金。
お金の余裕が、思考の余裕をつくる。
追い込まれる状況にできるだけしない。
これが今の私のお金に対する考え方です。
難しい話をしているつもりはありません。
ただ、当たり前のことを、当たり前にやり続けることが、経営においては一番難しいとも感じています。
お金周りの話は私も勉強中なので、学んだ内容は随時投稿していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
個人的には、現金を持ち歩くのが嫌いです。
荷物になるという理由と支払いに手間がかかるという理由です。
スマホのケースに数千円だけ挟んでいます。
じゃらじゃらして邪魔なので、小銭は持ちません。
支払いはクレカかQRコードで払うことがほとんどです。
普段の生活で、どうしても現金が必要な時が2つあります。
1つはコインパーキング。
営業回りでよく使います。
最近はキャッシュレス対応しているところも増えていますが、
体感50%くらいはまだ現金オンリーです。
しかも、1000円か小銭しか使えない場合もあります。
たまに大きい札しか持ち合わせていない時は、詰みかけています。
2つ目はラーメン屋。
私はラーメンが好きなので、良くいきます。
特に二郎系は現金払いしかできないところが多いです。
薄利なので、しょうがないと割り切っています。
ラーメン屋は置いておいて、パーキングは何とかして欲しいです。
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