第32回 座右の銘を紹介します①

こんにちは、芹澤です。

今回は、私の座右の銘の一つを紹介します。

座右の銘というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、「折に触れて思い出す言葉」くらいの感覚です。

第1回目はこの言葉です。

Don’t expect life to be fair.

日本語に訳すと、「人生に公平を期待するな」です。

この言葉には出典があります。

アメリカの名門一族、ケネディ家の家訓です。


ケネディ家とは

ケネディ家はアメリカで「王室のない王族」とも呼ばれるアイルランド系の名門一族です。

アイルランドの農民から移民として渡り、港湾労働者として身を起こした一族が、事業家・政治家として頭角を現し、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディを輩出するまでに至りました。

その名門中の名門が、家訓として掲げているのがこの言葉です。

上流階級であるケネディ家が、それほどの地位にありながら「人生に公平を期待するな」という家訓を持っていたという事実は、非常に重みがあります。


なぜこの言葉が刺さったのか

この言葉を知ったとき、「まじでそうだな」と思いました。

(何で知ったかは忘れてしまいましたが。)

私たちは何かうまくいかないとき、すぐに「不公平だ」と感じます。

あいつの方が恵まれた環境に生まれた。あの人は運が良かっただけだ。自分の方が頑張っているのに、なぜ評価されないのか。

気持ちはわかります。私もそう感じることがありましたし、今も感じることはたくさんあります。

しかし、この言葉はその感情に対して、シンプルに言い切ります。

そもそも、公平を期待するな。

人生は最初から公平ではありません。

生まれた環境、親の資産、体の丈夫さ、頭の良さ。どれも、自分で選べるものではありません。

スタートラインから、すでに違います。

それを「不公平だ」と嘆いても、現実は何も変わりません。


「不公平だ」と思う時間はもったいない

不公平を嘆くことの問題は、エネルギーの使い方として非常にもったいないということです。

「あいつは運が良かっただけ」と思っている間、自分は何もできていません。

他人の評価や環境を気にしている時間は、自分の成長に使える時間がそのまま失われています。

第25回で「不機嫌は罪である」と書きましたが、「不公平への怒り」も同じ構造だと思っています。

感じること自体は仕方ない。しかし、そこに居続けることには意味がありません。


公平でないことを前提にすると、視点が変わる

「人生は公平ではない」という前提に立つと、見え方が変わります。

不公平な状況に出くわしたとき、「なんで自分だけ」という感情が薄れます。

「そういうものだ」という受け入れが早くなり、「では自分に何ができるか」という思考に切り替えるのが早くなります。

これは諦めではありません。現実をそのまま見るということです。

前回の記事(第31回)で「得意だから好きになる」という話を書きました。

スタートラインは人それぞれ違う。得意なことも違う。

不公平を嘆くのではなく、自分の得意なことが活きる場所を探す。

この2つは根っこでつながっていると思っています。


ケネディ家でさえ、不公平を感じていた

もう一つ、この言葉が刺さる理由があります。

ケネディ家は、アメリカでも指折りの名門です。

富も地位も権力も、一般人とは比べ物にならないほど持っています。

誰がどう見ても「恵まれた家系」の代表格です。

それでも、この家訓が必要だった。

つまり、あれほど恵まれた環境にいても、不公平を感じる場面はあるということです。

ケネディ家でさえそうなのです。

私たち一般人が不公平を感じることは、当然どころか必然です。

嘆くことへの罪悪感すら、持たなくていいと思います。

ただ、嘆いている暇があったら、頑張るしかありません。

これがこの家訓の本質だと私は解釈しています。

不公平を受け入れた上で、そこから何をするか。

そこで差を詰められるか、それとも広がり続けるかが決まると思います。


まとめ

Don’t expect life to be fair.

人生に公平を期待するな。

意訳するとこうなります。

「人生に公平を期待するな。不公平な事実を受け止め、努力するしかない。」

ケネディ家という誰もが認める恵まれた一族でさえ、この言葉を家訓として必要としていた。

私たち一般人が不公平を感じることは、当然のことです。

ただ、嘆いている暇があったら、頑張るしかありません。

「なぜ自分だけ」という感情が浮かんだとき、この言葉を思い出す。

「そういうものだ」と受け入れて、次の行動に移る。

自分の身の程を理解することで、かなり楽になる気がしています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


おまけ

ケネディ家にはほかにも家訓があるようです。

「一番になれ、二番以下は敗北だ」「負けるゲームはするな」「リスクを恐れるな」

言っていることは確かに正しい。

ただ、自分の家に家訓があったら引きます。

家訓がある家庭って、今どきあるんですかね。

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