こんにちは、芹澤です。
今回は「働き方と休み方」について書きます。
第28回で「働くために休む」という記事を書きましたが、今回はその続編であり、アップデート版です。
というのも、最近この考え方が、試行錯誤を重ねながら、少しずつ具体的になってきたからです。
ハードワークは、得意ではなかった
一つ、自分について気づいたことがあります。
私は、ハードワークが得意ではありません。
会社員時代は「要領よく働こう」「長時間労働なんてしない」「仕事に人生の時間を奪われたくない」という意識でいました。
しかし、経営者という立場に変わり、そうも言っていられなくなりました。
会社ではもちろん、家に帰ってからも働き、昼休みの時間すら削って仕事をする。
とにかく働く時間を最大化しようとしていました。
SNSを開けば、経営者や優秀なビジネスマンがハードワークをしている様子が流れてきます。
その影響もあり、「経営者たるもの、そうあるべきだ」と思い込んでいました。
しかし、その働き方は長くは続きませんでした。
事実、私は体調を崩しました。
扁桃炎になり、入院までする事態になったのです。
働く時間を最大化しようとした結果、かえって働けなくなった。
本末転倒です。
このとき、はっきりと気づきました。
その働き方は、継続できる働き方ではない。
どれだけ頑張っても、続けられなければ意味がない。
第28回で「ハードワークは長く続けてこそ意味がある」と書いた自分が、まさにそれを守れていなかったわけです。
それでも、仕事は頭から離れない
とはいえ、です。
「働きすぎたから、しっかり休もう」という単純な話でもありません。
経営者をやっていると、仕事のことが頭から完全に離れることはありません。
そして、逆説的に言えば、離れてはいけないとも思っています。
会社のこと、事業のこと、社員のこと。
常にどこかで考え続けているからこそ、良いアイデアが浮かんだり、リスクに気づけたりする。
完全に仕事を忘れて、頭を空っぽにする。
そういう「完全な休み」は、経営者にとって現実的ではないし、必ずしも正解でもないと思っています。
ここが、一般的な「働き方・休み方」の議論と、経営者のそれが違うところだと感じています。
「休みの日」ではなく「休む時間」
では、どうすればいいのか。
私がたどり着いた考え方は、こうです。
「休みの日」という考え方をやめて、「休む時間」を設ける。
実はこの考え方、中古車販売企業バディカの中野優作社長が、YouTubeで発信されていた内容から得たヒントです。
中野社長は「仕事で、遊ぼう」という思想を掲げていて、仕事と遊び・休みをきっぱり分けるのではなく、その境界を溶かしていくような働き方を語られていました。
以前の私は、「働く日」と「休む日」を分けるべきだと考えていました。
平日は全力で働き、休日はゆっくりする。
しかし、これがうまくいきませんでした。
働く日はできる限り働き、休む日も結局、仕事が終わっていないので仕事をしてしまう。
休むべき日に働いているので、心理的にどこか罪悪感というか、休めていない感が残る。
中野社長の話をきっかけに、発想が変わりました。
一日を「働く日」か「休む日」かで分けるのではなく、一日の中に、働く時間と休む時間を混ぜるという感覚です。
朝は集中して働く。間に休憩を取る。夕方また働く。夜は家族と過ごす。
一日の中で、オンとオフを細かく切り替えていく。
この方が、私には合っていると気づきました。
「混ぜる」働き方のメリット
この「働く時間と休む時間を混ぜる」という考え方には、いくつかメリットがあります。
まず、極端な働きすぎを防げます。
「今日は働く日だから限界まで」とならず、一日の中で「疲れた」「やる気が出ない」と思ったタイミングで休憩を入れられます。
体調を崩すような無理をしにくくなりますし、精神衛生上も、結構うまくいっています。
次に、仕事を完全に手放さなくていい。
休む時間を取りつつも、頭の片隅では仕事のことを考えられる。
経営者にとって自然な状態を保てます。
そして、罪悪感が減ります。
経営者が平日の昼間に休むと、どこか後ろめたさを感じるものです。
しかし「一日の中で働く時間と休む時間を混ぜる」と考えれば、休むことも働き方の一部として捉えられる。
ときどき休憩をしっかり取ることも、戦略的な働き方だと思えるようになりました。
まとめ
結論、私はハードワークが得意ではありませんでした。
「働けば働くほど良い」という考えのもと、体を壊し、入院までしました。
その後も働き方が定まらず、精神的に良くない日々を過ごしていました。
仕事は頭から離れないし、離れてはいけない。
だから「完全な休み」を目指すのではなく、一日の中に働く時間と休む時間を混ぜる。
「休みの日」ではなく「休む時間」を設ける。
これが、今の私がたどり着いた、経営者としての働き方・休み方です。
長く走り続けるために、自分に合ったペースを見つける。
これも経営の一部だと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
私の「仕事が忙しすぎるとき」の指標は、この2つだと最近気づきました。
・ジムに行く時間がない
・本を読む余裕がなくなる
特に、少しの時間でも身体を動かすことは、精神衛生上めっちゃ大切です。
以前は1時間のジムに週4くらい通っていましたが、今は30分、週1回でも良いと考えています。
ハードルを下げてでも続けることが大切ですよね。