第37回 経営者としての働き方・休み方

こんにちは、芹澤です。

今回は「働き方と休み方」について書きます。

第28回で「働くために休む」という記事を書きましたが、今回はその続編であり、アップデート版です。

というのも、最近この考え方が、試行錯誤を重ねながら、少しずつ具体的になってきたからです。


ハードワークは、得意ではなかった

一つ、自分について気づいたことがあります。

私は、ハードワークが得意ではありません。

会社員時代は「要領よく働こう」「長時間労働なんてしない」「仕事に人生の時間を奪われたくない」という意識でいました。

しかし、経営者という立場に変わり、そうも言っていられなくなりました。

会社ではもちろん、家に帰ってからも働き、昼休みの時間すら削って仕事をする。

とにかく働く時間を最大化しようとしていました。

SNSを開けば、経営者や優秀なビジネスマンがハードワークをしている様子が流れてきます。

その影響もあり、「経営者たるもの、そうあるべきだ」と思い込んでいました。

しかし、その働き方は長くは続きませんでした。

事実、私は体調を崩しました。

扁桃炎になり、入院までする事態になったのです。

働く時間を最大化しようとした結果、かえって働けなくなった。

本末転倒です。

このとき、はっきりと気づきました。

その働き方は、継続できる働き方ではない。

どれだけ頑張っても、続けられなければ意味がない。

第28回で「ハードワークは長く続けてこそ意味がある」と書いた自分が、まさにそれを守れていなかったわけです。


それでも、仕事は頭から離れない

とはいえ、です。

「働きすぎたから、しっかり休もう」という単純な話でもありません。

経営者をやっていると、仕事のことが頭から完全に離れることはありません。

そして、逆説的に言えば、離れてはいけないとも思っています。

会社のこと、事業のこと、社員のこと。

常にどこかで考え続けているからこそ、良いアイデアが浮かんだり、リスクに気づけたりする。

完全に仕事を忘れて、頭を空っぽにする。

そういう「完全な休み」は、経営者にとって現実的ではないし、必ずしも正解でもないと思っています。

ここが、一般的な「働き方・休み方」の議論と、経営者のそれが違うところだと感じています。


「休みの日」ではなく「休む時間」

では、どうすればいいのか。

私がたどり着いた考え方は、こうです。

「休みの日」という考え方をやめて、「休む時間」を設ける。

実はこの考え方、中古車販売企業バディカの中野優作社長が、YouTubeで発信されていた内容から得たヒントです。

中野社長は「仕事で、遊ぼう」という思想を掲げていて、仕事と遊び・休みをきっぱり分けるのではなく、その境界を溶かしていくような働き方を語られていました。

以前の私は、「働く日」と「休む日」を分けるべきだと考えていました。

平日は全力で働き、休日はゆっくりする。

しかし、これがうまくいきませんでした。

働く日はできる限り働き、休む日も結局、仕事が終わっていないので仕事をしてしまう。

休むべき日に働いているので、心理的にどこか罪悪感というか、休めていない感が残る。

中野社長の話をきっかけに、発想が変わりました。

一日を「働く日」か「休む日」かで分けるのではなく、一日の中に、働く時間と休む時間を混ぜるという感覚です。

朝は集中して働く。間に休憩を取る。夕方また働く。夜は家族と過ごす。

一日の中で、オンとオフを細かく切り替えていく。

この方が、私には合っていると気づきました。


「混ぜる」働き方のメリット

この「働く時間と休む時間を混ぜる」という考え方には、いくつかメリットがあります。

まず、極端な働きすぎを防げます。

「今日は働く日だから限界まで」とならず、一日の中で「疲れた」「やる気が出ない」と思ったタイミングで休憩を入れられます。

体調を崩すような無理をしにくくなりますし、精神衛生上も、結構うまくいっています。

次に、仕事を完全に手放さなくていい。

休む時間を取りつつも、頭の片隅では仕事のことを考えられる。

経営者にとって自然な状態を保てます。

そして、罪悪感が減ります。

経営者が平日の昼間に休むと、どこか後ろめたさを感じるものです。

しかし「一日の中で働く時間と休む時間を混ぜる」と考えれば、休むことも働き方の一部として捉えられる。

ときどき休憩をしっかり取ることも、戦略的な働き方だと思えるようになりました。


まとめ

結論、私はハードワークが得意ではありませんでした。

「働けば働くほど良い」という考えのもと、体を壊し、入院までしました。

その後も働き方が定まらず、精神的に良くない日々を過ごしていました。

仕事は頭から離れないし、離れてはいけない。

だから「完全な休み」を目指すのではなく、一日の中に働く時間と休む時間を混ぜる。

「休みの日」ではなく「休む時間」を設ける。

これが、今の私がたどり着いた、経営者としての働き方・休み方です。

長く走り続けるために、自分に合ったペースを見つける。

これも経営の一部だと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


おまけ

私の「仕事が忙しすぎるとき」の指標は、この2つだと最近気づきました。

・ジムに行く時間がない

・本を読む余裕がなくなる

特に、少しの時間でも身体を動かすことは、精神衛生上めっちゃ大切です。

以前は1時間のジムに週4くらい通っていましたが、今は30分、週1回でも良いと考えています。

ハードルを下げてでも続けることが大切ですよね。

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