こんにちは、芹澤です。
以前に続き、私の座右の銘を紹介します。
第2回目はこの言葉です。
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全世界は、たった一つの取るに足らないものを除いて、他者で成り立っていることを忘れてはならない
原文はこちらです。
“It is well to remember that the entire universe, with one trifling exception, is composed of others.”
直訳すると、「宇宙全体は、たった一つの取るに足らない例外を除いて、他者で構成されていることを忘れてはならない」となります。
原文では「宇宙(the entire universe)」という表現ですが、意味としては「全世界」と捉えて問題ないと思います。
この言葉は、アメリカの著述家であるジョン・アンドリュー・ホームズの言葉だとされています。
ホームズは1874年から1937年を生きたアメリカの医師であり、著述家でもあった人物です。
代表作に『Wisdom in Small Doses(小さじ一杯の知恵)』という箴言集があり、短くも本質を突いた言葉を数多く残しています。
少し不思議な言い回しなので、意味を補足します。
「たった一つの取るに足らないもの」とは、自分自身のことです。
つまり、この世界は自分という小さな一点を除いて、すべて他者で構成されている。
自分など、世界全体から見れば、取るに足らない存在にすぎない。
そういう意味の言葉です。
鼻が伸びそうなときに、思い出す
なぜこの言葉が座右の銘なのか。
自分の鼻が伸びそうなときに、思い出したい言葉だからです。
仕事で結果が出たとき。何かがうまくいったとき。人から褒められたとき。
そういうとき、人はつい「自分がやった」と思いがちです。
私も例外ではありません。
調子に乗りそうになる瞬間が、正直あります。
しかし、そこでこの言葉を思い出すと、冷静になれます。
本当に、自分一人の力でうまくいったのか。
答えは、間違いなくNoです。
世界のほとんどは他者で成り立っている。
自分がうまくいったように見えることも、その裏には無数の他者の存在があります。
これを忘れないことが、謙虚に生きるということだと思っています。
何事も、陰で頑張っている人がいる
このことを、最近改めて実感する出来事がありました。
私は青年会議所(JC)に所属しているのですが、先日、大規模なイベントが開催されました。
私自身は、設営と後片付けを少し手伝っただけです。
正直、大した貢献はしていません。
しかし、その経験を通じて痛感したことがあります。
華やかなイベントの裏には、想像を絶する労力がかかっているということです。
当日、表舞台で華やかに見える部分は、全体のほんの一部です。
その裏で、企画、調整、準備、交渉、段取り。
膨大な作業を、多くの人が何ヶ月もかけて積み重ねている。
普段、イベントに参加する側だったときは、こうした裏側をまったく想像していませんでした。
「楽しかったな」で終わっていた。
しかし、少し運営側に回っただけで、その裏にある労力の大きさが見えてきました。
自分が見ているのは、氷山の一角にすぎない
この経験は、まさにあの言葉を体現していました。
自分が見ている華やかな部分は、世界のほんの一点にすぎない。
その周りには、無数の他者の努力が広がっている。
そして、これはイベントに限った話ではありません。
日々の仕事も、生活も、同じです。
自分が当たり前に受け取っているものの裏には、必ず誰かの努力があります。
商品が届くのも、サービスが受けられるのも、誰かが陰で頑張っているからです。
自分一人で完結していることなど、この世にほとんど存在しません。
運営側だけでなく、地域の協力があってこそ
もう一つ、今回のイベントで感じたことがあります。
イベントが成立したのは、運営側の努力だけではありません。
地域の方々の協力があってこそでした。
場所を貸してくれる人、告知に協力してくれる人、当日足を運んでくれる人。
数え切れないほどの協力の上に、一つのイベントが成り立っている。
自分たちだけで何かを成し遂げたと思うのは、大きな勘違いです。
周りの協力への感謝の気持ちは、絶対に忘れてはいけないと、改めて思いました。
謙虚さは、生き方の土台になる
これは、経営にも通じる話だと思っています。
会社が成り立っているのも、自分一人の力ではありません。
社員がいて、取引先がいて、お客様がいて、地域がある。
その全ての協力の上に、会社は存在しています。
そして、過去の歴史が積み重なって会社のいまがあります。
これら事実は絶対に忘れてはいけません。
自信は持っていてもいいですが、そこに謙虚さが無ければただ傲慢なだけです。
自分を過信せず、周りへの感謝を忘れない。
この姿勢があるからこそ、人との信頼関係も築けるのだと思っています。
まとめ
全世界は、たった一つの取るに足らないものを除いて、他者で成り立っていることを忘れてはならない。
自分など、世界から見れば取るに足らない存在にすぎません。
うまくいったときこそ、自分一人の力だと思わない。
何事も、陰で頑張っている人がいる。周りの協力があってこそ、物事は成り立つ。
この事実を忘れず、謙虚に、感謝を持って生きていきたいと思っています。
鼻が伸びそうになったら、この言葉を思い出す。
そうやって、自分を戒めていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
子供が生まれて、いい意味で「自分は取るに足らない存在になった」と思うようになりました。
人生の優先順位が一位が「自分」から「子供」になったという意味です。
少しは大人になれた気がします。