第51回 筋肉痛が起きる仕事ができているか

こんにちは、芹澤です。

今回は、西野亮廣さんのVoicyを聴いて感じたことを書きます。

内容は、こんな問いでした。

「あなたの仕事は、筋肉痛が起きているか?」

つまり、少し背伸びした難易度の仕事に挑戦できているか、ということです。

聴きながら、ドキッとしました。

今回は、自分への戒めとして書きます。

なお、該当の放送を改めて探したのですが、見つけられませんでした。

そのため、今回は私の記憶をもとに書いています。

細部が実際の内容と異なる可能性がありますが、ご了承ください。


慣れた仕事は「仕事」ではなく「作業」

筋トレをしていると分かりますが、いつも同じ重量を、同じ回数こなしているだけでは、筋肉は成長しません。

筋肉痛が起きるのは、今の自分より少し重い負荷をかけたときです。

仕事も同じだ、というのが西野さんの主張でした。

慣れた仕事は、「仕事」ではなく「作業」。

できることを繰り返しているだけでは、成長は起きない。

筋肉痛が起きるのは、できるかどうか分からない、少し背伸びした難易度の仕事に取り組んだときだけです。

この考え方は、とてもしっくりきました。

そして放送では、筋肉痛が起きる仕事には、年齢を重ねるほどチャレンジしにくくなる、という話にも触れていました。

確かに、多くの人にその傾向があると思います。

慣れた仕事に居心地の良さを感じ、新しいことを避けるようになる。

それが積み重なった先にあるのが、いわゆる「老害」と呼ばれる状態なのかもしれない、と思いました。

年齢に関係なく、常に若い考えでいるためには、殻を破るような仕事を続けることが大事です。

私自身、そうありたいと思っています。


経営者は、作業に逃げてはいけない

そして、これは経営者にこそ当てはまる話だと、しみじみ思いました。

作業は、楽です。

やり方が分かっているので、手を動かせば進みます。

終わったときに、「今日も仕事をした」という手応えもあります。

だから、忙しいときほど、人は作業に逃げます。

しかし、経営者の仕事は、作業をこなすことではありません。

会社の中長期的な方向性を考え、決め、動かすことです。

作業は、他の誰かでもできます。

でも、会社の未来を考える仕事は、経営者にしかできません。

その仕事を後回しにして、作業で一日を埋めてしまう。

これは、経営者として一番やってはいけないことだと思います。


直近の私は、筋肉痛が起きていない

では、私自身はどうか。

正直に振り返ると、直近の私は、慣れた仕事をしてしまっています。

もちろん、会社のリソースの関係で、そうせざるを得ない面はあります。

お客様対応も、見積もりも、会社の売上を作る大事な仕事です。

ただ、それらは私にとって、すでに慣れた仕事です。

つまり、筋肉痛は起きていません。

その結果、経営者として本来時間を使うべき、中長期のビジネスや、会社の未来を考えることが、時間的にも精神的にもできていません。

この状態が続くのは、会社の未来を考えるとよくない状況だと思っています。


筋肉痛を起こしたい仕事

では、私にとっての「筋肉痛が起きる仕事」とは何か。

具体的には、次のようなことです。

・新規事業を考え、立ち上げること

・会社の中長期の戦略を描くこと

・広告やメディアなど、外部への発信を広げること

どれも、答えが決まっていない仕事です。

うまくいくか分からないし、時間もかかります。

だからこそ、やる意味があります。

会社のビジネスをより広げるための、筋肉痛が起きる仕事に、時間を使っていきたい。

そう考えています。


筋肉痛は起こしても、肉離れは起こしてはいけない

ただし、西野さんの話にもあった通り、気をつけたいことがあります。

筋肉痛は起こしても、肉離れは起こしてはいけないということです。

筋肉痛は、成長のサインです。

しかし、肉離れは、ケガです。

負荷が大きすぎて筋肉が壊れてしまえば、成長どころか、しばらく動けなくなります。

大事なのは、「少し」背伸びした難易度であることです。

背伸びと無謀は違います。

経営でいえば、会社の体力を超えた挑戦は、肉離れにあたります。

たとえば、手元のキャッシュを使い切るような投資や、社員の生活を危うくするような賭けです。

これまで何度も書いてきた通り、私は、キャッシュを厚く保つことを大事にしています。

だからこそ、挑戦するときも、会社が耐えられる範囲で、小さく試しながら負荷を上げていきたいと考えています。

挑戦はする。ただし、壊れない範囲で。

このバランスを取ることも、経営者の仕事だと思います。


今は、そのための準備期間

とはいえ、今の体制のままでは、その時間が取れません。

筋トレでも、いきなり重い重量に挑戦すると、肉離れを起こします。

まずは、フォームを整え、環境を整える準備が必要です。

だから、今はその準備の段階だと捉えています。

前回までの記事でも書いた通り、採用に力を入れ、人を増やし、私が対応することを少しずつ減らしていく。

自分の業務を手放し、空いた時間を、筋肉痛が起きる仕事に充てる。

今は、そのために、できる限り体制を整えているところです。

手放すこと自体が目的ではありません。

手放した先で、筋肉痛の起きる仕事に挑戦するための準備です。


まとめ

今回は、「筋肉痛が起きる仕事ができているか」という問いについて書きました。

慣れた仕事は、仕事ではなく作業。

経営者は、作業に逃げてはいけない。

年齢を重ねるほど、筋肉痛の起きる仕事には挑戦しにくくなる。

だからこそ、意識して殻を破り続ける必要があります。

私は直近、慣れた仕事ばかりで、筋肉痛が起きていませんでした。

そこで、採用と体制づくりを進め、新規事業や中長期の戦略など、筋肉痛が起きる仕事に時間を使える状態をつくります。

ただし、挑戦は「筋肉痛」で止め、「肉離れ」は起こさないように、会社の体力と相談しながら進めます。

これから少しずつビジネスを広げるチェレンジしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


おまけ

かれこれ私は10年以上、筋トレをしています。

一番モチベーションがあったときは、ジムに週5で通い、食事もタンパク質中心で頑張ってきました。

しかし、今は違います。

ジムに行く回数は週1~2回に減り、食事は健康を重視しつつ、食べたいものは食べます。

昔はとにかくかっこいい体になりたいことを目的をしていました。

今は、身体と心の健康のためにやっています。

思い重量はあまり扱わず、けがをしない範囲でやっています。

ちょっと悲しいですが、良くも悪くも考え方が大人になってしまったなと感じます。

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