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第52回 パパになって1年、子供がいて最高だった
こんにちは、芹澤です。
今回は、パパになって1年が経ったので、子供について振り返ってみようと思います。
我が家の子供は、いま1歳2ヶ月です。
先に結論から言います。
子供は最高です。
もちろん、大変なこともあります。
ただ、1年間を振り返って、メリットの方が圧倒的に大きいと感じています。
子供を持つかどうか迷っている方の判断材料になればと思い、メリットとデメリット、そして少し大きな話として、国や社会についての意見を書いてみます。
メリットは、大きく3つの面に整理しました。
「仕事」「親との関係」「自分自身の人生」です。
メリット① 仕事:頑張る理由ができ、信用にもつながる
まずは、仕事の面からです。
仕事を頑張る理由が、確実にできた
一番大きいのは、これです。
子供は、確実に仕事を頑張る理由になります。
以前、第30回で「自分のために頑張るには限界がある」と書きました。
自分だけのための頑張りは、どこかで息切れします。
でも、子供のためだと思うと、不思議と踏ん張れます。
もう少し稼ごう。もう少し会社を良くしよう。
そういう気持ちが、自然と湧いてきます。
仕事には、死ぬほど面倒なことや、嫌なことがたくさんあります。
それでも、家に帰って息子の顔を見ると、「また頑張ろう」と思えます。
もし息子がいなければ、もしかしたら精神的に折れていたかもしれません。
それくらい、子供の存在は、私にとって心の支えになっています。
承認欲求やお金といった「自分に閉じた燃料」とは別に、「自分の外側にある燃料」が増えた感覚です。
社会的な信用にもつながる
大きな声では言えませんが、子供がいることは、確実に社会的な信用につながると感じています。
結婚も、同様だと思います。
「家族を持っている」ということが、安定感や責任感の証として見られる場面は、実際にあります。
良い悪いは別として、これが現実だと思っています。
特に実感するのは、仕事の場面です。
お客様先での雑談で、子供の話になることが結構あります。
子供の話をすると、お客様の心理的な壁が下がるのを感じます。
仕事の話だけでは生まれにくい親近感が、一気に生まれる。
営業をしている身としては、これはありがたい副産物です。
メリット② 親との関係:親孝行ができ、親に感謝できる
次に、自分の親との関係についてです。
親孝行・おばあちゃん孝行ができていると感じる
子供が生まれて、自分の親が孫を抱いている姿を見ると、「親孝行できているな」と感じます。
それ以上に、おばあちゃんに曾孫を抱かせてあげられることが、とても幸せな気持ちになります。
正直、これが息子がいてよかったと感じる、一番うれしい出来事かもしれません。
仕事で成果を出すことも親孝行の一つだと思いますが、孫・曾孫の顔を見せることは、それとは別次元の喜びがあると思います。
おばあちゃんにとっては、人生の楽しみが一つ増えました。
恐らくですが、寿命も伸ばしていると思います。
自分の親の気持ちを追体験でき、感謝できる
自分が親になると、自分の親が何をしてくれていたのかが、よく分かります。
夜泣きへの対応、日々の世話、常に子供を気にかけている状態。
それを自分が体験して初めて、「あの頃、自分もこうして育ててもらったんだ」と実感します。
親の気持ちを追体験できる。
そして、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。
これは、親になってみないと分からなかった感覚です。
メリット③ 自分自身の人生:成長と楽しみを日々感じられる
最後は、自分自身の人生についてです。
子供の行動が面白く、成長を日々感じられる
子供の行動は、一つ一つが本当に面白いです。
昨日できなかったことが、今日できるようになっている。
興味の対象が、数秒ごとに変わります。
好奇心も、大人の比ではありません。
大人の私は、自分の成長を日々頻繁に感じることはできません。
でも、子供の成長は、毎日のように感じられます。
その変化を間近で見られることは、親の特権だと思います。
自分一人の人生ではないと感じ、人生の厚みが増した
子供ができて、「自分一人の人生ではない」と感じるようになりました。
責任の重さもありますが、それ以上に、人生の厚みが増した感覚があります。
そして、子供にとっても、自分が生んだことで、人生の楽しみを作ってあげられた。
そう思えることは、親としてのささやかな誇りです。
自分の遺伝子が残るという、不思議な安心感
もう一つ、気持ちの変化がありました。
大げさかもしれませんが、生物の本能なのでしょうか。
自分の遺伝子が残る、ということで、万が一自分が死ぬことになっても、まあいいかなと思えるようになりました。
以前の記事で、「今日死んでもいいとは到底思えない」と書きました。
その気持ちは、今も変わりません。
死にたいわけではまったくありませんし、できるだけ長く生きて、息子の成長を見届けたいと思っています。
ただ、死に対する漠然とした恐怖が、以前より少し和らいだのも事実です。
もっとも、実際にその場面になったら、死ぬほど後悔すると思いますが(笑)。
デメリット:自分の時間と自由は減り、お金もかかる。イラっとすることも
一方で、デメリットもあります。
自分の時間は、確実に減ります。
自由も減ります。
どこかに出かけるときは、子供を連れていくか、誰かに預けるかという選択が、必ず発生します。
仕事に全力でコミットしたい人にとっては、これは大変かもしれません。
夜遅くまで働く、思い立ったらすぐに動く、といった働き方は、以前ほど自由にはできなくなります。
ただ、その分、時間の使い方は変わりました。
限られた時間の中で何をするか、優先順位をつけるようになった面もあります。
もう一つのデメリットは、お金がかかることです。
おむつ、ミルク、離乳食、服、おもちゃ。
子供が使うものは、想像以上にたくさんあります。
成長が早いので、買ったと思ったら、すぐにサイズが合わなくなることもあります。
私自身は、あまり深刻には考えていないのですが、毎月のクレジットカードの請求額は、すごいことになっています。
ただ、子供のためのお金は、惜しいとは思いません。
その分しっかり稼ごうと思えるので、先ほどの「仕事を頑張る理由」にもつながっています。
そして当然ですが、かわいいだけではありません。
イラっとすることも、もちろんあります。
ただ、それをふまえても、「最高」と言えます。
「子供がいない方が幸せ」という話について
メンタリストDaiGoさんが、「科学的には、子供がいない方が幸せらしい」という趣旨の話をしていたのを、私は記憶しています。
彼のことは大好きで、尊敬もしています。
ただ、これに関しては、疑問があります。
まず、私自身の実感として、子供がいて幸せだからです。
そして、少し調べてみたところ、こんな研究がありました。
2026年に、ドイツのフンボルト大学ベルリンなどの研究チームが、学術誌『Journal of Personality』に発表したものです。
ドイツの約2万4000人のデータを使い、「理想の子供の数」と「実際の子供の数」を比べて、幸福度との関係を調べています。
その結果、一貫して幸福度が低かったのは、**「理想より多く子供を持った親」**だけでした。
子供がいない人や、理想通りの数の子供を持つ親は、幸福度にほとんど差がなかったそうです。
研究チームは、幸福度には子供の数そのものよりも、自分の希望と現実が一致しているかが関係しているのではないか、と述べています。
もちろん、研究は一つではなく、結果もさまざまだと思います。
この一つの研究だけで結論は出せません。
ただ、「子供がいるかどうか」だけで、幸せかどうかが決まるわけではなさそうです。
大事なのは、自分が子供を望んでいるかどうか、そして、自分の生活に合っているかどうかなのだと思います。
その上で、私から言えることは一つです。
僕のように、趣味がない人には、子供はおすすめです。
自由な時間が減るというデメリットが小さく、子供が、人生の大きな楽しみになるからです。
逆に、やりたいことや趣味に時間を使いたい人にとっては、また違った答えになるかもしれません。
国のために、子供は増やせるだけ増やした方がよいと思う
ここからは、少しマクロな視点で、私の意見を書きます。
国のためには、子供は増やせるだけ増やした方がよい。
私はそう考えています。
理由は、経済的に考えても、そのメリットが大きいと思うからです。
労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2025」によると、新規学卒から60歳まで正社員として働いた場合の生涯賃金は、退職金を除いて、次のようになっています(2024年のデータ)。
・高校卒:男性 約2.2億円、女性 約1.6億円
・大学卒:男性 約2.6億円、女性 約2.1億円
つまり、一人の人が社会に出て働くと、生涯で2億円前後の賃金を生み出します。
この賃金は、消費や納税を通じて、社会に回っていきます。
もちろん、賃金の全額が国の収入になるわけではないので、あくまで粗い見方です。
ただ、仮に子供が一人生まれるごとに、国が1000万円を支給したとしても、長い目で見れば十分にペイするのではないか、というのが私の感覚です。
また、人口と経済の関係も無視できません。
内閣府の資料でも、人口が増えて成長が高まる状態を「人口ボーナス」、その逆を「人口オーナス」と呼び、人口減少は働き手の減少を通じて、経済成長を押し下げるおそれがあると整理されています。
人口が減る国で、景気が良くなり続けるのは、やはり難しいと思います。
補助が出てきているのは良いこと。でも、お金で諦める人は減らしたい
最近は、出産や子育てへの補助が増えてきました。
たとえば児童手当は、2024年10月から、所得制限がなくなり、支給も高校生年代までに拡充されました。
第3子以降は、月3万円です。
これは、良い流れだと思っています。
ただ、インフレなどの影響もあり、「産みたくても、お金を理由に産めない」という人は、まだ多いはずです。
そういう人は、減らしていくべきです。
産みたい人が、お金の心配なく産める社会になってほしいと、心から思います。
迷っている方へ
最後に、子供を持つかどうか迷っている方に、私なりのまとめを書きます。
子供がいると、確実に自分の時間と自由は減ります。
仕事に思い切り打ち込みたい人や、大好きな趣味がある人にとっては、窮屈に感じる場面もあるかもしれません。
しかし、その窮屈さは、一生続くのでしょうか?
子供が成長すれば、手が離れ、自分の時間も少しずつ戻ってきます。
私の根本の考えは、「自分のために生きるより、大切な人のために生きた方が頑張れるし、楽しい」というものです。
子供がいることで、お金では買えないものが、たくさん手に入ります。
もちろん、人それぞれの事情や価値観があるので、全員にすすめるつもりはありません。
ただ、私個人としては、「子供がいて最高」と、胸を張って言えます。
まとめ
パパになって1年を振り返りました。
メリットは、「仕事」「親との関係」「自分自身の人生」の3つの面で感じています。
仕事を頑張る理由ができて信用にもつながること、親孝行ができて親に感謝できること、子供の成長と人生の楽しみを日々感じられること、です。
さらに、自分の遺伝子が残るという安心感から、死に対する漠然とした恐怖が少し和らぎました。
デメリットは、自分の時間と自由が減ること、そしてお金がかかることです。
かわいいだけでなく、イラっとすることもあります。ただ、それをふまえても、「最高」と言えます。
「科学的には子供がいない方が幸せ」という話もありますが、幸福度は子供の有無だけでは決まらないようです。私のように趣味がない人には、子供は特におすすめです。
そして、国のためにも、子供は増やせるだけ増やした方がよい。お金を理由に産めない人は、減らしていくべきだと思っています。
たくさん稼いで、子供を幸せにできるように頑張ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
最近の子供を持つ多くの親世代は、「みてね」という、子供の写真や動画を家族に共有するアプリを使っていると思います。
結論、こちらのアプリも「最高」です。
私の親やおばあちゃんにもかなり好評で、アプリを開くのがルーティンになっているそうです。
私もことあるごとにアプリを開いて、笑顔になっています。
これほど分かりやすく人を幸せにする仕事をしているのは、楽しいだろうなーと素直に羨ましいですし、尊敬もします。
私も何かしらの形で、地域の子供たちのために何かできたらいいなと思います。
話は変わりますが、明日から家族でグアムに行きます。
ビジネス観点で学んだことを、次回の記事にしようと思います。